雷電山・青梅丘陵

雷電山/青梅丘陵

東京の低山の横綱！古道を辿る

山域	奥多摩
主要ピーク	雷電山（494ｍ）辛垣山（457ｍ）イスゾウ峠（440ｍ）三方山（454ｍ）
日時	H13年4月4日
メンバー	With　紗彩隊員

　軍畑駅からは、高水山方面と同じアプローチの車道をたどる。
　「紗彩、今日はお前に点数つける！」
　「え？なんでなんで？」
　「お前が本当にどれくらい歩けるのか分からん。テキパキ歩いて、大人のコースタイムと比べてやる！」
　「ひぇ～！！」
　「100点とったら秘密のご褒美を用意してある！」
　「わかった！頑張るぅ～！」

コースとタイム

軍畑駅　8：30⇒8：55　榎峠⇒9：30　雷電山　9：45⇒10：20　辛垣山　10：30⇒10：40　名郷峠　10：50⇒
11：25　三方山　11：30⇒12：15　矢倉台休憩所　13：00⇒13：40　青梅鉄道公園

標準コースタイムと紗彩７歳の踏破タイムの比較（休憩は含みません）

point

一般Time

軍畑駅

30M

榎峠

30M

雷電山

50M

辛垣山

1Ｈ20M

矢倉台

60M

青梅鉄道
　　公園

紗彩Time

25M

35M

1H30M

40M

一般Time合計

4H10M

紗彩、初めての標準コースタイム突破！今まで平坦なところをダラダラ歩いていた。
今回は「ガンバレ！」とソノ部分を改善。なんだ、歩けるじゃんかよ(^^)

紗彩Time合計

3H45M

　仕事、、、めちゃ忙しい。。。
　体調、、、セキがゴホゴホ。。。
　で、よっしゃ！と平日に休みをいただいたのでＲ。
　そーです。ストレスと風邪は、山に行って直さなきゃならん！
　丁度娘も春休み♪
　そこで東京のスーパー低山「雷電山」から「青梅丘陵」を歩くことにしたのだぁ。
　この青梅丘陵、ちょっと地図を睨むと奥多摩の長沢背稜から蕎麦粒山、棒の折、高水山、雷電山と辿れることが分かる。
　そう、奥多摩の大きな尾根、そして小生が大好きな尾根の最終端なのでＲ。
　低山となめるなかれ。奥多摩山岳会では「低山の横綱」とまでいわれている。
　よっしゃ～！紗彩、行くぞ～！！

　高水山への道を分け、Ｓ字カーブを行くと登山口はある。
　古い切通の榎峠から登っていくのでＲ。
　道は整備された木の階段。
　紗彩が得意な木の階段。。。
　彼女は「階段ってヤダネ～」などと言いながらペースを上げる。
　ヨッシャ！今日は、小生も頑張るモンネ！
　テクテクと植林帯をつめていくのでＲ。

　ニセ山頂を越えると、もう雷電山に到着。
　山頂は、杉で囲まれているが北側を望むことはできる。
　眼下にガーンっと砕石場の大俯瞰。その向こうには伊豆ガ岳が見える。
　紗彩に「雷電」は雷の電気という意味だよと教える。
　「じゃぁ、ピチュウ・ピカチュウ・ライチュウ山だね。今日は、初めて来たからピチュウ山。今度来たらピカチュウ山に進化するの。」
　「、、、、、、^^;」
　そうそう、紗彩のタイムといえば、、、ウン、ピッタリＣＴタイム。
　「ヨシヨシ、今のところ100点。」
　「ねぇ～、ご褒美ってなぁにぃ？」
　「ひみつ、ヒミツ。。。」

町並みが見えてくる

歴史深い辛垣城跡

　ここからは、快適な尾根歩きとなる。
　しばらく行くと青梅の町並みが現れる。
　ああ、ヨキかな低山ハイク（裏山ハイク？）、、、なのでＲ。
　辛垣山（からかいやま）へは、登山道から分かれて滑りやすい急登をひと登り。
　ここは、青梅の豪族三田氏がたてこもった天嶮の要害「辛垣城跡」なのである。
　ホントに天嶮の要害。すごいところに城を作ったなあ、、、と感心するのであった。

古道の面影・名郷峠

　古い歴史に胸をうたれつつ、アカテープの踏み跡をたどって名郷峠へ向かう。
　この名郷峠も古道の臭いがプンプン。
　小さな祠も祭ってあり、古き往来のオバチャンたちが手を合わせたのだろーなーと、感傷感傷感傷、、、、
　「ねぇ、今、何点？」
　「お、そうそう、、、大丈夫。まだ100点！」
　「ねぇ～、ご褒美ってなぁにぃ？」
　「ひみつ、ヒミツ。。。」

　イスゾウ峠を越え、登山道から外れた三方山をピークハント。
　いくつかの送電線の鉄塔をくぐると広い道にでる。
　青梅丘陵ハイクングコースなのである。
　今日、初めてのハイカーと会う。
　「こんにちわ～」
　ハイカーというより、地元の人達の散歩ってカンジ。
　明るく広い道は快適なのでＲ。

矢倉台休憩所

　青梅の町が俯瞰できる「矢倉台休憩所」にて今日のランチとする。
　おお、絶景なのだ！
　新宿も見えるし、、、、あ、横浜のランドマークタワーだ！
　早咲きの山桜が眩しいなぁ～。
　やっぱり、こういう処でのお昼ご飯は美味しいね～！
　「ねぇ、今、何点？」
　「あ、ちょっと遅れちゃったね。95点！」
　「え～～っ。。。」
　「でも、ここから下までぶっ飛ばせば、挽回の100点もありうるヨ！ガンバレ！」
　「ねぇ～、ご褒美ってなぁにぃ？」
　「ひみつ、ヒミツ。。。」

　さあ、ここからはハイキングロードをぶっ飛ばす！
　右手に宮ノ平や青梅の町並みを見下ろしながら急ぐ。
　あ、青梅の駅が見えてきた。
　急ぐ急ぐ。楽しい楽しい。ヘラヘラ状態の二人なのでＲ。
　よ～し、あそこに見える交差点が終点！
　さあ、タイムはどうかな～～？
　ゴール！
　「ねえ！何点？！」
　「お、１時間のところ40分！ＣＴクリア！おめでとう100点だぁ！」

青梅鉄道公園

　「ねぇ～、ご褒美ってなぁにぃ？」
　「それはね、、、あれダヨ！」
　小生の指差す向こうには、蒸気機関車が並んでいるのだ。
　そう、青梅鉄道公園。
　「え～！面白そう！」
　「よーし！100点とったから、思いっきり遊んじゃおう！」
　「やったぁ～！！」
　紗彩もこの春で２年生。
　まだまだ、こんなご褒美で釣れるのであ～る。

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